いちごみわdiary

アラフィフ。シンプルな暮らし。夫と大学生の息子、脳幹腫瘍で旅立った娘。訪問看護の仕事。楽しい習い事。子宮筋腫など。

訪問看護を初めて1ヶ月

初めは、訪問先に同行させていただきます。 

同行というのは、先輩ナースと一緒に訪問先へ行き一連の看護ケアを見学し、1人で訪問できるようになるための必須な仕事です。

まず、訪問先への交通路、駐車場の場所、ご自宅への入り方、ご利用者様、そのご家族様と挨拶。そして、ご利用様それぞれに応じた看護ケア。病院と異なり、使用する物品もご自宅のものを利用します。それらの定位置。

そして、お一人暮らしでないご利用者様の場合は、誰よりも長くそばにいらっしゃるご家族様からのお話を伺います。

疲労が蓄積されているのでは?と感じる方や、こちらに気を遣われているのでは?と思う方、要望を伝えてくださる方、お話すると楽しいとたくさん話してくださる方、いろんな方がいらっしゃいました。

20年ぶりの看護業務ですが、私は大学病院でしか看護経験がなく、当時は研修医が大学病院にたくさんいたので、血管確保して点滴を行うことも研修医がしていました。

訪問看護では、ドクター指示のもと、ナースが行います。

家で、YouTubeをみながらイメージトレーニングをしたり、協力してくれる人の腕で練習しました。

同行1週目は見学、2週目は自分がメインで先輩ナースにみてもらうという流れです。

先輩ナースに「次からできるね!」と言ってもらえても、私は、自信がありませんでした。

訪問先に行くだけで、今のわたしには緊張MAX!!で、夜も眠れなかったり、目が覚めたりします。

これは、無理してるのかなと客観視しました。

自信のない自分が辛すぎて、しかも、パートで雇ってくれた訪問看護ステーションに申し訳ない気持ちになりました。

思い悩んでも苦しくなるので、勤務先に相談しました。

すると、「申し訳ないとか思わなくていいから」と。「何度でも同行していいからね」と話してくださり、なんてありがたい職場なんだろうと感謝です。

今は、不安なく行える看護業務の利用者様宅へ1人で訪問するようになり、ちょうど1ヶ月経過します。

まだまだ緊張していますが、訪問看護っていいなあと感じたことがありました。

それは、目の前のご利用者様だけに、集中して看護ができるということです。

病院勤務の頃は、勤務時間内に担当する患者様全員のスケジュールを頭に入れて、今行っているケアをしながら、次に行う患者様の時間を考えながら、スムーズに検査や治療の介助、オペ出し、お迎え、保清の介助など、看護業務など行っていました。

とてもとても忙しかったです。

勤務時間外にようやく気持ちの余裕がもてて、受け持ち患者さまとのお話に伺っていた記憶があります。

私の場合は、です。

しかも20年前です、、。

1分1秒とにかく、無事に決められたことが終わるように勤務していました。

 

今日も午前中、訪問看護に行ってきました。

利用者様や、ご家族様の笑顔がとても素敵で、人と繋がっている感覚が好きです。

 

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空に向かって「きれいな海」と呟いてしまいました〜笑笑

海は見えないのですけど、それくらい綺麗な朝日。

 

#訪問看護

#ブランク看護師